しっかりしてないブログ

しっかりしない、がんばらない

お塩とお砂糖で丸くなった心

 

前日の塩と砂糖の入れ間違いから、心が少し軽くなった。

 

以前であれば、

「こんな馬鹿な間違いをしてしまった」

「自分はこんな簡単な事もできないのか」

と自責に駆られ、劣等感で息も出来ない程に苦しんでいただろう。

 

でも、今回は笑って済ます事ができた。

気持ちの良い転び方ができた。

 

小さな失敗を笑って「いいネタになったなあ」と思えるという事は幸せな事だ。

「いいネタになったなあ」と思ってブログに書いたり、

人に話したり出来る事も、そうだ。

 

ささいな失敗をハハハで済まして終わらせられるのは、

なんて気持ちのよい精神なのだろう。

また1つ、生きることのハードルが下がった気がする。

障害が減ったと言った方が正しいだろうか。

「ハハハ」と笑える余裕が心の隙間に出来て、どんどん広がっていけばよい。

 

 

文章を書く時の気持ちも変わってきたような気がする。

前は、

「もうちょっと主張みたいなものを書いた方が…」

「中身があった方がいいんじゃないか」

と思い、文章を書くのに気張った所があったが、

「もう、いいや」と少し吹っ切れた。

 

このブログは私のもので、気張って書くようなものではない。

自由に生き生きと私が感じた事を素直に書けばいい。

軽々とした筆致で書けばいい。

 

そういえば私は常々「上手くやろう」と思うばかりで、

「楽しむ」という事ができなかった。

 

刺しゅうも、絵も、文章も。

 

かきたいようにかく、というよりは「上手くかこう」としか考えていなかった。

それが私の不自由さに繋がり、四面楚歌でぎこちない動きになっていたのだろう。

 

今なら少しずつ、下手くそながらも「人生」という舞台の上で踊れるような気がする。

台本も決められた役柄も、練習した振付も、全て捨てて。

 

心のままに