さようなら、普通。

今日は体調不良で仕事を休んだ。

ただ単に月のやつが重かったのと風邪っぽさが混ざってしまって、布団で寝ていた方がよい状態になってしまっただけである。特に大病という訳ではない。

今の仕事は楽である。楽であるし、人間関係もそこまで悪くない。

ただ、つまらないのである。興味がない仕事であるし、進んでいる感じがしない。

動物園の檻の中にいる動物と変わらない生活である。

毎日同じような仕事をし、同じような人と話し、同じように日々が続き、心が死んでいくような生活である。

多分、普通の考えからならば、娯楽や恋人等でこの余りにもつまらない日常に変化や刺激を加えようとするのであろうが、私はどうしてもそれができない。

根本がつまらないのであるから、多少の変化ではつまらなさが解消できる気がしないのである。

これは幸福と快楽の違いに通ずる。

快楽は一瞬にして通り過ぎるものであるが、幸福は継続されるものである。

恋愛や娯楽は過ぎてしまえば消える快楽であるが、幸福は人生の全てで維持する努力のものであると私は考えている。

私が欲するのは幸福であり、快楽ではない。

今の状態は確かに楽。楽だけど幸福よりは怠惰に近い。

だから、今の仕事はちょっと辞めようと思う。

やりたい事ができたから。

普通の生き方はできなかったけど、もう、それは仕方がないね。

だって普通はあまりにもつまらなくて、機械的で、無機質で、死んでいるみたいだもの。