酔うと楽
「あー、今日も終わるなあ」
と思いながらワインを飲んでいる。
ジャズやシャンソンを聴きながらワインを飲むのが好きかもしれないと気付いたのはここ最近である。軽い酔いで静かになった頭の中にピアノの音や歌手の歌声が響くように鳴るのが心地よく、「今日はもう考えたくないな」という日は帰宅したら何もせずに飲みながらぼんやりしている。
何も考えないということはすごく気持ちが良い。
いつも何か考えているから。
何も考えない様にするには少し酔った方が良いのかもしれない。
音楽などの外的な刺激を受けるとすぐに頭が想像の枝葉を伸ばし茂らせる。役に立つ事は結構あるが、疲れることも多い。
酔う事で想像に入らず、音そのものを感じることが出来る上に、頭の中のおしゃべりが止む。私はただ浮遊感のある酔いと音に身を任せればいい。すごく楽だ。
毎日は体や脳に悪いだろうし、週に1回か2回はこのような時間が持てたらいいと思う。
ただ、考えがまとまらなくなるから、せめてブログを書いてから飲んだ方がいいね。
自分が書いたこの文章がちゃんと読めるものかすら考えられないんだもの。