上機嫌のススメ~ちょっとフフフな事探し~
上機嫌でいることは大切である。
人生は短い。
不機嫌でいる時間はもったいないのだ。
と悟り、私は上機嫌でいるように努めている。
努めていると言っても、嫌な事を耐えて上機嫌でいるとか、ネガティブな考えを無理やりポジティブに考えようとか、そういう、我慢比べのようなことはしていない。
無理に曲げたり抑えたものは何かの弾みで戻ってしまう。
戻ってしまうならまだいいけれど、前よりずっとひどく深刻になってしっぺ返しがやってくることもある。
無理にではなく、ゆるく上機嫌でいることが継続しやすく大切なことなのだ。
では、どのようにゆるく楽しくご機嫌でいられるのだろうか?
できるだけ、楽しい事や好きな事を考えるのである。
炊き立ての白米に何をのせて食べようか?
とか
お湯が沸いたやかんの、しゅんしゅん鳴くのがいじらしくて可愛らしい
とか
そういう”ちょっとフフフな事”を考えるのだ。
”ちょっとフフフな事”という事は余りにも些細でパッと頭にのぼりにくいが、
探せば案外多くある。
フワフワしたタオルに頬ずりするの好きだなあ
はちみつをスプーンですくって食べるの好きだなあ
猫ちゃんの肉球って柔らかそうでいいなあ
脳みその中で”ちょっとフフフな事”を掘り出している内に、
「ああ、そういえばコレも好きだな」
「アレをすると気持ちがよくなるなあ」
と連想ゲームのように湧いてきて、気持ちがだんだんあたたかくなって
「なんかちょっと気分がいいかも」
と思いだす。
思いだしたらしめたもので、気が付いたら上機嫌な人間が出来あがる。
毎日のつまらない仕事はつまらないままかもしれないが、
沈んだ気分でするよりはずっと軽やかな気分で仕事ができる。
それだけでも十分、儲けものなのだ。
まず3分だけでもいいので、お試しに”ちょっとフフフな事”を探してみよう。
じゃあ、ちょっとだけ目をとじて…
・・・
・・・
・・・
どうだろう、ちょっといい気分になったんじゃあなかろうか?
”ちょっとフフフな事”探しをすると無理せずゆるく上機嫌でいられるので、
毎日の生活のほんの少しの空き時間に取り入れてみることを強くおススメしたい。